2009-09-13

Visual C++ 2005 Express Edition の Vista へのインストール

VistaにVC++2005 Express Editionをインストールするには
  1. まず、普通にVC++2005をインストールする。
    Visual Studio 2005 Express Edition CD イメージからのインストール方法よりCDイメージをダウンロードしてインストール。
  2. その後、Windows Vista に Visual Studio 2005 をインストールする方法を見て、SP1SP1 Update for Windows Vistaをインストールする。
  3. その後、Windows Server 2003 Platform SDK R2をインストールする。


Platform SDKを使うには、さらにいくつか設定が必要。
  1. いくつかのディレクトリに、Platform SDKのディレクトリを追加する。
    実行ファイルディレクトリに"C:\Program Files\Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003 R2\Bin"を追加

    インクルードファイルディレクトリに"C:\Program Files\Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003 R2\Include"を追加

    ライブラリファイルディレクトリに"C:\Program Files\Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003 R2\Lib"を追加

  2. 次に、"corewin_express.vsprops"を修正。corewin_express.vsprops は Visual C++ 2005 Express をインストールした フォルダの"VC\VCProjectDefaults"にある。次の行を
    AdditionalDependencies="kernel32.lib"

    以下のように修正します。
    AdditionalDependencies="kernel32.lib user32.lib gdi32.lib winspool.lib comdlg32.lib
    advapi32.lib shell32.lib ole32.lib oleaut32.lib uuid.lib"


  3. "AppSettings.htm"を編集。"AppSettings.htm"はVisual C++ 2005 Express をインストールした フォルダの"VC\VCWizards\AppWiz\Generic\Application\html\1041"にある。441行目~444行目をコメントアウトする。

  4. 新規プロジェクトでWin32アプリを作成できるようにする。"C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\VC\Express\VCProjects"内の、"Win32Console.vsz"を"Win32Wiz.vsz"として、コピーする。さらにエディタで、
    Param="CONSOLE_TYPE_ONLY = true"
    Param="CONSOLE_TYPE_ONLY = false"
    に変更する。

  5. また、"C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\VC\Express\VCProjects"内の、"MC++WinApp.ico"を"Win32Wiz.ico"として、コピーしておく。
  6. これで、Win32プロジェクトを作成できるようになる。



Vistaの場合、Visual C++ 2005 を管理者特権で実行しないといけないらしい。(上記の変更も管理者特権で行わないと、UAC制限の所為で、"C:\Users\xxxx\AppData\Local\VirtualStore\Program Files"以下のディレクトリにしか保存されていないので、注意すること。)

また、実行するたびに、

みたいなことを聞かれるけど、問題ないかな?

情報源は、こことかこことか。

追記:
Windowsの環境変数PathとINCLUDE、LIBにも Platform SDKのディレクトリを追加しておくと、コマンドプロンプトで嬉しいかも。

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