2009-09-27

pagefile.sysとhiberfil.sys

Vistaが時々重くなってきたので、Diskeeper2008をインストールしてデフラグをかけたのだけど、c:\pagefile.sysとc:\hiberfil.sysといった2GB超えのサイズのファイルの断片化が解消されない。。
というわけで、これらのファイルを一旦消す方法について調べました。
c:\pagefile.sys
  1. 「コントロールパネル」 ⇒ 「システムとメンテナンス」 ⇒ 「システム」 ⇒ 「システムの詳細設定」
  2. 「詳細設定」 ⇒ 「パフォーマンス」項目の「設定...」ボタンを押す ⇒ 「詳細設定」タブを開く ⇒ 「仮想メモリ」の項目にある「変更...」ボタンを押す
  3. 仮想メモリの設定で「ページングファイルなし」を選択

再起動を求められるので、再起動する。これでページングファイルを使用しない設定になる。ただし、Vistaの場合は、これだけではファイルは消されないようだ。そこでコマンドプロンプト(管理者として実行)から以下のコマンドで、ファイルを削除する。
> del /a:h c:\pagefile.sys

これでc:\pagefile.sysは削除される。
c:\hiberfil.sys
  1. ハイブリッドスリープの停止
    Vistaでは、ハイブリッドスリープもc:\hiberfil.sysを使用しているらしい。まずは、これを停止する。
    「コントロールパネル」 ⇒ 「システムとメンテナンス」 ⇒ 「電源オプション」 ⇒ 「プラン設定の変更」 ⇒ 「詳細な電源設定の変更」を表示。ツリー項目の「スリープ」 ⇒ 「ハイブリッドスリープを許可する」を「オフ」。
  2. 休止状態の削除
    このあと、休止状態を停止する必要があるが、Vistaではコントロールパネルに設定するところが見つからない。コマンドプロンプトから設定する必要があるようだ。
    コマンドプロンプト(管理者として実行)で以下のコマンドを入力する。
    > powercfg.exe /hibernate off

これで、c:\hiberfil.sysは削除される
復活させる場合は、
> powercfg.exe /hibernate on

Windows Vista を実行しているコンピュータ上で休止状態を無効にする方法および再度有効にする方法

2009-09-22

MTUとRWINのまとめ

SpeedGuide.net :: The Broadband Guideで接続環境のMTUとRWINを確認することが出来る。
「Broadband」→「Broadband Tools」→「TCP/IP Analyzer」

XPの場合、設定する箇所は、
"HKLM¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥Tcpip¥Parameters¥Interfaces¥{********-****-****-****-************}"の中に、MTU(DWORD値)で指定。

RWINは
"HKLM¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥Tcpip¥Parameters"の中に、TcpWindowSize(DWORD値)で指定。

また、
"HKLM¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥AFD¥Parameters"の中で、DefaultReceiveWindow(DWORD値)、DefaultSendWindow(DWORD値)も指定。

2009-09-21

フリーのRTLシミュレータについて

RTLの勉強をしようとすると、どうしても家でも使えるツールがほしくなるところ。

お家でも使えるフリーのModelSim(ModelSim Xilinx Edition III Starter)が以下からダウンロードできる。
ModelSim Xilinx Edition III
ただし、レジストレーションが必要。登録するとメールでライセンスファイルが送られてくる。
基本的な使い方などは、有料のModelSimなんかと同じ。ただし、ライブラリが限定されているらしい。


それ以外に、フリーのツールとしては、IcarusVerilogなんかがあるらしい。コマンドラインでコンパイルかけて、同じくフリーの波形表示ツールGTKWave(最新のIcarus Verilogには付属している)で表示できる。スティミュラスの与え方は、テストベンチで与えるしかないのかな?

基本的な部分の勉強はこれで出来そう。

2009-09-14

vmwareのXの設定について

最近のPCは1280x800や1024x640などの16:10の画面のPCが多く(使っているThinkpad X200もそう)、vmwareでデフォルトでは全画面表示にしても、黒いところが残ってしまうので、いろいろ調べた。

xorg.conf内で、修正するのはここ。ちなみに確認したのは CentOS4.7だけど、他のOSでも同じだと思う。
vmware-toolsはインストール済みが前提。

Section "Monitor"
...
HorizSync 1.0 - 10000.0
VertRefresh 1.0 - 10000.0
...
ModeLine "1024x640" 100.0 1024 1100 1200 1300 640 700 800 900
ModeLine "1280x800" 100.0 1280 1300 1400 1500 800 900 1000 1100
...
EndSection

Section "Screen"
...
SubSection "Display"
Viewport 0 0
Depth 24
Modes "1024x768" "800x600" "640x480"
Modes "1280x800" "1024x640"
EndSubSection
...
EndSection


これで、再起動すると、1280x800,1024x640対応になるはず。

2009-09-13

Visual C++ 2005 Express Edition の Vista へのインストール

VistaにVC++2005 Express Editionをインストールするには
  1. まず、普通にVC++2005をインストールする。
    Visual Studio 2005 Express Edition CD イメージからのインストール方法よりCDイメージをダウンロードしてインストール。
  2. その後、Windows Vista に Visual Studio 2005 をインストールする方法を見て、SP1SP1 Update for Windows Vistaをインストールする。
  3. その後、Windows Server 2003 Platform SDK R2をインストールする。


Platform SDKを使うには、さらにいくつか設定が必要。
  1. いくつかのディレクトリに、Platform SDKのディレクトリを追加する。
    実行ファイルディレクトリに"C:\Program Files\Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003 R2\Bin"を追加

    インクルードファイルディレクトリに"C:\Program Files\Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003 R2\Include"を追加

    ライブラリファイルディレクトリに"C:\Program Files\Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003 R2\Lib"を追加

  2. 次に、"corewin_express.vsprops"を修正。corewin_express.vsprops は Visual C++ 2005 Express をインストールした フォルダの"VC\VCProjectDefaults"にある。次の行を
    AdditionalDependencies="kernel32.lib"

    以下のように修正します。
    AdditionalDependencies="kernel32.lib user32.lib gdi32.lib winspool.lib comdlg32.lib
    advapi32.lib shell32.lib ole32.lib oleaut32.lib uuid.lib"


  3. "AppSettings.htm"を編集。"AppSettings.htm"はVisual C++ 2005 Express をインストールした フォルダの"VC\VCWizards\AppWiz\Generic\Application\html\1041"にある。441行目~444行目をコメントアウトする。

  4. 新規プロジェクトでWin32アプリを作成できるようにする。"C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\VC\Express\VCProjects"内の、"Win32Console.vsz"を"Win32Wiz.vsz"として、コピーする。さらにエディタで、
    Param="CONSOLE_TYPE_ONLY = true"
    Param="CONSOLE_TYPE_ONLY = false"
    に変更する。

  5. また、"C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\VC\Express\VCProjects"内の、"MC++WinApp.ico"を"Win32Wiz.ico"として、コピーしておく。
  6. これで、Win32プロジェクトを作成できるようになる。



Vistaの場合、Visual C++ 2005 を管理者特権で実行しないといけないらしい。(上記の変更も管理者特権で行わないと、UAC制限の所為で、"C:\Users\xxxx\AppData\Local\VirtualStore\Program Files"以下のディレクトリにしか保存されていないので、注意すること。)

また、実行するたびに、

みたいなことを聞かれるけど、問題ないかな?

情報源は、こことかこことか。

追記:
Windowsの環境変数PathとINCLUDE、LIBにも Platform SDKのディレクトリを追加しておくと、コマンドプロンプトで嬉しいかも。